Moloco、Tiger Global主導で1億5000万ドルのシリーズC資金調達を完了し、透明性の高い機械学習アルゴリズムをすべての企業へ

Molocoは、高度で透明性の高い機械学習モデルを世界中の企業に提供するため、シリーズCラウンドで1億5000万ドルを調達しました。

2021-04-29

Molocoは本日、高度で透明性の高い機械学習モデルを世界中の企業に提供するため、シリーズCラウンドで1億5000万ドルの資金調達を完了したことを発表しました。本ラウンドは、グローバルなインターネット、ソフトウェア、コンシューマー、フィンテック業界の上場・非上場企業に投資するTiger Global Managementが主導し、既存投資家も参加しました。Molocoはこれまでに合計2億ドルの資金を調達したことになります。今回の資金調達により、同社の評価額は15億ドルとなりました。Molocoは年率100%を超える成長を一貫して続けており、年換算の純収益ランレートは1億ドルを突破しました。

「これまで、卓越した機械学習の力から恩恵を受けられるのは、世界最大級のテクノロジー企業に限られていました」と、Molocoの共同創業者兼CEOであるIkkjin Ahnは述べています。「私たちの目標は、より多くの企業が機械学習モデルを利用できるようにすることで、ファーストパーティの顧客データを活用し、より優れたユーザー獲得、顧客エンゲージメント、マネタイズ、成長を実現できるようにすることです。消費者のプライバシー保護規制が進化し、より厳格になる中で、企業が自社の顧客データを活用してビジネス上の意思決定に役立て、最適化していくことがますます重要になっています」

Molocoは2013年、GoogleグループのYouTubeで機械学習エンジニアの草分けとして活躍していたIkkjin Ahnによって設立されました。Ahn氏はYouTubeおよびAndroidにおける機械学習のパイオニアであり、同社のデータおよび機械学習インフラの重要な部分を構築しました。同氏は、高度な機械学習アルゴリズムをクラウドサービスとして、幅広い業種・業界・ユースケースに提供するというビジョンのもとMolocoを設立しました。

Moloco Cloudは、広告主がモバイルアプリのエコシステム全体で広告在庫をプログラマティックに購入できるようにするデマンドサイドプラットフォーム(DSP)です。このDSPはパフォーマンス広告主向けに設計されており、同社の機械学習エンジン、ファーストパーティデータ、コンテキストシグナルを活用して広告費を最適化します。Moloco Cloudは、広告予算を左右するウォールドガーデンとは対照的に、機械学習によるパフォーマンス上のメリットを完全な透明性とともにマーケターに提供する点で独自性を持っています。

Moloco Cloudは、定量的なマーケティング戦略を主要な成長チャネルとして展開するモバイルゲーム企業に急速に採用されてきました。モバイルゲーム企業が生み出したこうした戦略が業界を横断してディスラプターの間で人気を高める中、Molocoはeコマース、ソーシャルメディア、パーソナルファイナンス、D2Cコマース企業からの収益を急速に伸ばしています。「ほとんどの機械学習モデルは、単一の業界タクソノミーに対してのみ正確な予測を行うことができます」とAhn氏は述べています。「私たちのディープラーニング・ニューラルネットワークモデルとデータインフラは、あらゆる種類の商用データを取り込み、非常に精度の高い予測を行えるだけの柔軟性を持つよう、設立当初から設計されています。多様な業界における私たちの成長とパフォーマンスは、当社の機械学習プラットフォームの深さと柔軟性を証明するものです」

Molocoの次の主要リリースであるRetail Media Platformは、現在一部の顧客に対してベータ版として提供されています。Retail Media Platformは、eコマース企業が顧客のファーストパーティデータを活用し、Molocoの商品レコメンデーションエンジンを活用したスポンサー広告をはじめとする新たな収益源を創出できるようにするものです。

Molocoは6年の歳月をかけて機械学習およびデータインフラを開発し、超低遅延のクラウドサービスとして提供できるようにしました。同社のディープラーニング・ニューラルネットワークモデルはクラウド上でホストされ、1秒間に200万件を超えるディープラーニング予測クエリを処理し、100ミリ秒未満で非常に精度の高い予測を生成します。

Molocoは現在、月間130億件を超える広告インプレッションを提供しており、King Digital、Playrix、Netmarbleなどの開発元によるアプリを含む558万本のアプリを通じて、世界中で約100億台のデバイスにリーチしています。Molocoは世界8拠点で200名を超える従業員を擁しており、そのうち60%以上がエンジニアリングおよびデータサイエンスに従事しています。これは同規模の企業と比較して異例に高い割合です。

「モバイル広告のエコシステムはますますデータドリブンになっており、Molocoほど優れたデータドリブンソリューションを提供できる企業はありません」と、FishdomやGardenscapesといった基本プレイ無料タイトルを手がけ、収益ベースで世界第3位のモバイルゲーム開発会社であるPlayrixのチーフ・ビジネス・デベロップメント・オフィサーであるMaxim Kirilenkoは述べています。「プログラマティックなユーザー獲得のためであれ、自社データを内製で管理するためであれ、Molocoの機械学習を活用したソリューションは、今日のデータドリブンなモバイル業界で私たちが勝ち抜くために必要な強みを与えてくれます」

今回の資金調達により、Molocoはプロダクトおよびエンジニアリングのロードマップを加速させるとともに、新たな地域や高成長市場への戦略的な事業拡大を後押しします。また、組織内の重要なポジションの採用も進めていきます。

「生成されるデジタルデータの量は指数関数的に増加していますが、そのデータをもとに行動を起こすためのツールは比較的限られたままです。私たちがMolocoに投資したのは、同社の機械学習アルゴリズムが現存する最高水準のものであることが実証されており、データドリブンなビジネスにもたらす透明性と洗練度の高さが、今日の世界において非常に重要だからです」と、Tiger GlobalのパートナーであるJohn Curtiusは述べています。「Ikkjinとパートナーシップを組めることを大変嬉しく思っており、彼の長期的なプロダクトビジョンに感銘を受けています」

RBC Capital MarketsがMolocoの独占プレースメント・エージェントを務めました。Fenwick and West, LLPがMolocoの法律顧問を、Gunderson DettmerがTiger Globalの法律顧問をそれぞれ務めました。

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Molocoについて

Molocoは、オープンインターネット向けに構築された、AIネイティブなパフォーマンス広告テクノロジー企業です。2013年の設立以来、10年以上にわたり広告の効果を最大化するAIシステムを構築し、インターネット経済の未来の創造に専念してきました。中核事業である「Moloco Ads (https://www.moloco.com/ja/solutions/moloco-ads)」は、AIネイティブなパフォーマンス広告プラットフォームとして、モバイルアプリマーケターが数百万ものアプリや、拡大を続けるCTVプラットフォームを通じて、実用的なビジネス成果を創出します。「Moloco Commerce Media (https://www.moloco.com/ja/solutions/moloco-commerce-media)」は、小売業者やマーケットプレイスが、ユーザー体験と広告主のパフォーマンスのバランスを維持しながら独自の広告ビジネスの構築を実現します。Molocoのソリューションは世界200以上の国と地域で利用されており、米国、英国、ドイツ、韓国、中国、インド、日本、シンガポールにオフィスを構えています。同社のウェブサイト (https://www.moloco.com/ja)、または公式Facebookアカウント (https://www.facebook.com/MolocoJapan/)やXアカウント (https://x.com/MolocoJP)にて最新情報を発信しております。

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シニアマーケティングマネージャー
冨田 華奈子
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