May 27, 2026
すでに一定規模のプレイヤー基盤を有するモバイルゲームスタジオにとって、リエンゲージメントは追加的な収益成長を実現するうえで最も有効かつ直接的な施策のひとつです。すでに自社ゲームのことを知っていて、購入履歴があり、長期的な価値を持つことが実証されているプレイヤーに対しては、ゲームを試すように説得する必要はありません。彼らに必要なのは、「再びゲームをプレイする理由」です。
『Supremacy』シリーズ(『Supremacy: 1914』『Call of War 1942』『World War 3』など)を開発・運営するTwin Harbour Interactiveは、このような機会を活かしたリエンゲージメント戦略を策定しました。マルチプレイヤーのストラテジーゲームの豊富なラインナップと熱心なプレイヤー層を基盤に、同社はリエンゲージメントをユーザー獲得(UA)と並ぶ主要な成長チャネルとして位置付けたのです。そして、「本来存在しなかったであろう収益を、リエンゲージメントへの投資が生み出す」ことを何よりも重視し、それを唯一のKPIとしました。
リエンゲージメント戦略の最適化
Twin Harbour InteractiveとMolocoは、初期段階でリエンゲージメントテストを実施し、本格的な展開に向けて重要な教訓を得ました。広範なプレイヤー層ではなく、購入の意思があり、課金に積極的で、複雑なゲームを学ぶ忍耐力を持つことを過去に示した「有料ユーザー」に完全に焦点を絞ることにしたのです。
タイミングについても慎重に検討し、休眠プレイヤーがリエンゲージする可能性が最も高い第5四半期の季節性に合わせて2025年11月から2026年1月にかけてキャンペーンを実施。第1四半期まで継続することでその勢いを維持しました。
重要な指標を計測するため、Twin HarbourはAppsFlyerを使用して正式なホールドアウトテストを実施しました。同社が推奨するこの方法により、収益に対するMolocoの貢献度を他と切り離して分析できます。
広範なリーチを可能にするクリエイティブとパフォーマンス最適化
このキャンペーンは、すべてのクリエイティブフォーマットを使用して展開されました。これにより、利用可能な広告枠への完全なアクセスが可能になり、厳密に定義されたターゲット層内でリーチを最大限に広げることができました。MolocoのチームはTwin Harbourと緊密に連携し、リエンゲージメントのベストプラクティスを適用するとともに、パフォーマンスデータを取得するたびにリアルタイムで最適化を行いました。
フォーマットの多様化はリーチの拡大につながります。より広範なリーチと、より的を絞ったターゲティングを組み合わせることで、より多くのターゲットユーザーに適切なタイミングで最適なクリエイティブを表示できるようになりました。
インクリメンタリティテストで実質的なリフト効果を確認
Twin Harbourが実施したキャンペーンのインクリメンタリティテストでは、実質的な成果が見られました。92%の信頼水準で30.25%の売上増加が確認され、当初に設定されたしきい値をクリア。有意性の高さから、この結果が偶然や自然回帰によるものである可能性は極めて低いとTwin Harbourは判断しました。つまり、売上の増加はキャンペーンによる成果だったのです。
キャンペーンの効果を裏付けるアトリビューション指標
- D7 ROAS:34.47%
- セッション数:+6.9%
- セッションのコンバージョン率:+8.09%
Twin HarbourのFaisal Nimri氏は次のように述べています。
「Supremacyシリーズは長年にわたって続いてきたので、期待できる成長レバーとしてリエンゲージメントの可能性に目をつけました。そこで、Molocoチームの協力を得てリターゲティングに取り組み、ターゲティングとクリエイティブ戦略を効果的に展開することができました。インクリメンタリティが確認され、有効性が実証されたリエンゲージメントは、もはや当社の成長戦略に欠かせません」
リエンゲージメントはTwin Harbourが2026年に注力する主要分野のひとつです。同社は今回の成果をはずみに、Molocoと共にさらなる成長に取り組み続けます。実証済みの計測フレームワーク、信頼性の高いインクリメンタリティテストの結果、スケールアップ可能なクリエイティブアプローチという強力な基盤が、同社の継続的なリエンゲージメント施策を支えます。

会社名
Twin Harbour Interactive
本拠地
ドイツ、ハンブルク
Industry
ゲーミング
Product







